No, thank you. [8] |
「おらぁっ!」 「はっ!」 よしっ。 ざまーみろ!!! 「佐伯!真剣白刃取りとは生意気だぞ! おとなしくチョップされろ!」 「いやだ。されない」 やっぱり当たりだ。 次は針谷しかいないと思ったんだ。 針谷は結構バカ正直だから、 少し集中してれば殺気を感じて 阻止することぐらいできるんだ。 「そんなナマイキな口利いて、後悔するぞ、てめぇ」 「後悔なんてしない」 「もうギター教えてやんねえ!」 「う…それは、困る」 「だろ!オレ様以上の師匠はいねぇからな」 「自分で師匠って言うか…」 「オレ様が師匠で佐伯が弟子。 だからおとなしくチョップされろっ!」 「それとコレとは関係ないからっ!」 「じゃあ…、 オマエのギター録音したやつ、 昼休みの放送で流してやる! もちろん名前紹介付きで!」 「な…!やめろ、絶対!」 「だったらその手を離せ!」 あー、ちくしょー… なんでこんなヤツに弱みを握られてるんだっ! そこまで言われたら 渋々だけど手を離すしかない… 「おらっ!」 「ってー!………おぼえてろよ、針谷」 「ムリー! オレ様、佐伯みたいに優秀じゃないからな」 「いったい、なんなんだよ?みんなして」 「お?オレ様がトリか? トリだな。 やっぱ大物はトリだよなー! ほらよ、これが最後だ」 『Y』 トリって事は、これで全部揃ったって事か。 H!PA1P8Y なるほど… 最後に来たヤツが犯人かと思ったけど 単純バカの針谷がこんな手の込んだ事を考えるわけがない。 他に仕組んだヤツがいるはずだ。 カードに緑色の文字、チョップ……… これは やっぱり… |
最後のお話へ続きます。 8人のお友達、チョップお疲れ様でした。 メニューに戻るにはウィンドウを閉じてくださいね。 |