志波くんの○○生活
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【注意!】 このお話にはものすごいデッチアゲが含まれています。 志波くんのイメージが大きく崩れる可能性があります。 カッコいい志波くんがカッコ悪くなる可能性があります。 それが我慢できない方はどうか読まないでください。 それでもOKという方はスクロールしてズズズイーっと下の方へどうぞ。 「勝己ー!ちょっと相談に乗ってよー!」 リビングからおふくろがオレを呼ぶ。 「はぁ………またか………」 この母親には尊敬できる部分もある。 オレがどん底にいたときでも いつもと変わらない能天気な態度で接してくれた。 ああじゃなかったら今頃高校だって行っていたかどうか…。 「勝己ー!かっちゃーん!かっちー!かつー!はやくー!!」 「あああ、うるせぇ………しょうがねぇなぁ………」 階段を下りてリビングに入れば テーブルの上にいくつも並べられた ○○雑誌……… 「新しいやつ、来たのか………」 「そうなのよー! でね、これとこれとこれ、どれが良いと思う?」 「全部同じじゃないのか?」 「よく見てよ!ほら!」 「ちっ………貸してみろ」 親に向かって「ちっ」とはなによー!とキーキー言ってるのは無視して それぞれの雑誌でドッグイヤーがつけられているページをじっくり読み込む。 これはアレが付いている。 こっちは………ああ、ココが違う。 で、これは、何もなし、と。 「これがいいんじゃねぇか?」 「あ、やっぱり!私もそう思ったのよー」 「はぁ………だったらオレに相談するな」 「えー、だってどうせ後で勝己が使うことになるんだし」 「またか………どうしてそう次から次へと………」 「あら、新しい刺激は必要だし、とっても有効なのよ!」 まあ、確かにそうかもしれねぇ……… トレーニングも同じ動きだけしていると 同じ部分しか鍛えられない。 少しずつ変化を加えていくのは とても有効なやり方だ。 だが、待て。 それとこれは同じか? でも、まあ、これならオレも使える、か……… 「ん?」 散らばっている雑誌を一つ拾い上げる。 「コレ、借りとく」 「それ?あーそれなら読み終わったからいいよ、持ってっちゃって」 「………じゃ、もらう」 部屋に戻ってベッドに転がって持ってきた雑誌を広げる。 オレが見るのは限られた部分だけ。 パラパラページをめくりながら 目にとまったところをジックリ読む。 「へぇ……」 「ふむ……」 ふと独り言が声に出ているのに気付いて やべぇ、と思うが、 まあ部屋に誰かいるわけでもねぇし、いいか。 これじゃまるでおふくろと一緒だけどな。 「あ………」 さっきリビングで気になったページ。 ………やっぱりいいな。 雨降った日でもこれがあれば……… 部屋に置いてもこれなら邪魔にならないだろうし……… だけど、こんな小さくて大丈夫なのか? 「体重100KgまでOK」 よし。 ページの右上を三角に折り曲げ ペンで大きく丸をつけておく。 今月はクリスマスプレゼント買ったり、 アイツとスキーかスケートも行きてぇし、 来月まで我慢するか。 こんなもんにハマるとは以前は思いもしなかった。 しかし、いつからだ?新しいヤツ来るのが楽しみになったのは? 完全に母親の影響だ。 だが、出歩かなくても済むというのは案外便利なもんで オレには合っているような気がする。 そしてクリスマスパーティーで彼はそれに出会った。 その感激は言葉では語れない。 「これをお前に貰えるとは思ってなかった」 顔が紅潮するのは彼女のためなのか、 それとも手にした物のためなのか、 それは彼自身にも分からない。 (あとがき) わーーーーーー!!!! 本当にすみません。 しかも全然時期違うし!(今9月だよ) だって!だってさ! 志波くんが喜ぶ物って ○○雑誌に載ってるものが多くありませんか? もう絶対○○好きって 私とR-callさんの間では決定してたんです。 かなり前から。 きっと毎日眠いのも ○○○○チャンネルを ついつい見続けちゃうからに違いない、って さっき思いつきました。 目次へ戻る |