「七夕の日に晴れることって少ないよね」
「…だな」
「雨が降らなくても曇ってたり」
「…ああ」
「一年に一回しか会えないのに
その一回も無くなっちゃって
辛くないのかな?」
「…ん」
「お互いを忘れちゃったりしないのかな?」
「…」
「そんなに長く離れたら不安になっちゃうよね」
「…」
「…もうっ、興味ないよね、こんな話してすみませんでした!」
「おまえは、離れたら不安になるのか?」
「ん?んー、長く離れたらそうなるかも…」
「アイツらは、きっと互いに深く信じあってるんじゃないか?」
「アイツら…って、織姫と彦星が?」
「…ああ」
「信じてれば不安はなくなるの?」
「時々だけど、ちゃんと会えるんだろ?」
「それはそうだけど」
「おまえ、オレのこと信じてないのか?」
「信じてる、けど」
「まあ、オレも長く離れてたら不安になる」
「え?」
「だったら」
「?」
「離れないで一緒にいればいいんじゃないか?ずっと…」
「うん…」
「ほら…来い」
あま〜い感じで終了〜。
七夕だな〜って思って衝動的に書いた短いお話でした。
志波君、プロ野球選手になってしまったら
遠い存在になっちゃいそうだよなーって思うんですよ。
その位の頃のお話ということで。
(2008.07.07 拍手掲載)
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